高校選び、どこから始めればよいのか不安になりますよね。悩んだときは、まずは道筋が見えるだけで気持ちは軽くなります。
本記事は、高校受験を控えるご家庭に向けて、受験のしくみや学校タイプの違いを理解し、志望校を適切な基準で比較できるように、通学や校風から学費までの見方をやさしく整理します。見学の着眼点やミスマッチを減らす判断基準も添えて、親子で一歩ずつ準備を進め、お子さまの性格に合う一校をいっしょに探していきましょう。
高校選びの流れ
情報が多い高校選びは、はじめの動き方を親子でそろえるだけで道筋が定まりやすくなります。何を優先的に調べていくべきか順序だてられると、集めるべき資料や見学の予定、学校の先生に相談したい事柄などさまざまな点を自然と整理できるでしょう。
おおまかに以下の3ステップで進めていきましょう。
進め方の3ステップ
- 受験のしくみを知る
- 高校の種類を知る
- 志望校を選ぶ
高校受験の仕組みを知る
まずは高校受験の仕組みや日程を把握することからはじめましょう。「いつ・何をするか」を家族で共有しておくと安心です。
「出願→学力検査→合格発表」の流れは同じでも、日程や検査の種類は都道府県によって少しずつ異なります。
入試方式は、学力検査に基づく選抜と推薦に基づく選抜が基本です。東京都は5教科+調査書・面接等を組み合わせ、神奈川県は学力・調査書・面接+特色検査、埼玉県は学力中心+面接・実技というイメージです。
配点や実施の有無は学校要項で必ず確認してください。
高校の種類を知る
高校の特色はさまざまですが、大きく設置者(公立・私立・国立など)、性別編成、宗教系かどうかで見分けられます。
公立は地域密着で費用を抑えやすく、私立は方針が明確で探究・国際・進路伴走が手厚い傾向、国立は小規模でも先進的・少人数の学びが特長です。
共学は多様な人間関係に触れやすく、男子校や女子校は思春期に合った指導や行事文化が育ちやすい面があります。宗教系は礼拝や宗教・倫理の学びを人間教育に生かし、信仰の強要は通常ありません。
また、中高一貫に高校から入学する選択肢もあります。中高一貫教育で基礎と探究を段階的に深めやすい一方、転学や外部受験の扱いは学校差があります。最終的には費用・通学・授業ペース・進路支援を同じ物差しで比べ、資料と見学でお子さまの性格や学び方に合うか確かめてください。
【設置区分】公立・国立・私立
学校は、設置・運営する団体や組織によって公立・国立・私立にわけられ、それぞれ学びの特色が異なります。
公立は自治体設置で地域密着、学科の幅が広く、費用を抑えやすい点が安心です。
国立は大学附属が中心で、先進的な授業や少人数の取り組みが見られる一方、募集規模は小さめです。
また、私立は建学の精神が明確で、探究・国際など独自プログラムや進路伴走が手厚い反面、費用差が大きいので3年間の学費の総額の確認が欠かせません。
理想とする学習環境による選び方の例
- 費用と通学のバランス重視→公立を軸にコース比較を
- 少人数コース・先進性に惹かれる→国立も選択肢に
- 伴走や独自カリキュラムを重視→私立のサポート体制の実態を確認
上記をふまえて、説明会や体験授業・個別相談会などの機会で授業のテンポや課題量、サポート体制、費用を比較してみると、わが子に合う区分が見えてきます。
【性別】共学・男子校・女子校・別学
高校3年間をを誰と過ごすかは、人格形成やや自信の育まれ方に関わります。そして、共学か男子校・女子校・別学のどれに通うかによって、お子さんが得る経験に多少なりとも違いが生じるでしょう。
どのような編成にも良さがありますので、「子どもが自然体でいられるか」を軸に、じっくり確かめていきましょう。選択に迷ったときは、体験授業や文化祭といった行事にをいっしょに参加し、無理なく通う姿が想像できるかを手がかりにすると判断しやすくなります。
「安心して楽しく通えるか」を合言葉にし、複数の学校を比較してみると道筋が見えてくるでしょう
【宗教】キリスト教(カトリック・プロテスタント)・仏教
宗教系の学校は、建学の精神を日々の礼拝や宗教・倫理の授業に生かし、人を思いやる心や自分を見つめる時間を大切にします。多くの学校では信徒でなくても通うことができ、信仰を強いることはありません。
まずは「うちの子が落ち着いて学べるか」を軸に、どのような雰囲気かを親子で確かめていきましょう。
一般的に、宗教によってそれぞれ以下のような傾向があります。
- 【雰囲気】:共同体・規律・思いやりを重んじる
- 【学校生活】週または学期ごとの礼拝・聖書の授業
- 【確認すると安心な点】礼拝の頻度・行事への参加の扱い
- 【雰囲気】:個の尊重・主体性・奉仕を重視
- 【学校生活】朝の短い祈りやボランティア活動
- 【確認すると安心な点】奉仕活動などの位置づけ
- 【雰囲気】:静かな環境・内省・感謝を育む
- 【学校生活】黙想・仏参(礼拝)・いのちの学び
- 【確認すると安心な点】黙想の習慣・行事への参加の扱い・宗教色の濃さ
最後は生活のリズムに合うかが決め手です。礼拝の所要時間や回数、宗教科目の評価方法、保護者参加の行事などを説明会や公開授業で具体的に確かめてください。お子さまが「ここなら自然体でいられる」と感じられれば、宗教系かどうかにかかわらず、安心して前に進めます。
志望する高校を選ぶ
高校受験の仕組みや学校のタイプを理解し、おおよその希望が定まったら、志望校づくりに進みましょう。
中3の夏までに候補を広く集め、夏〜秋に説明会や文化祭・公開授業で空気を確かめ、冬までに第一志望と併願先をしぼる流れにすると、後悔ない高校選びができるでしょう。
その際、数字(偏差値)だけでなく、毎日の通学時間や授業のペース、進路支援の充実度、合計費用を同じ物差しで横並びにして比べるのがコツです。以下のような観点から、親子で話しあっておきましょう。
親子で事前にすり合わせておくべきポイント
- 通学時間や乗換回数の上限
- 進度や課題量といったカリキュラムとの相性
- 進路支援の手厚さ
志望校の候補にする学校は、挑戦・相応・安全のバランスをとり3〜5校とするのが現実的です。私立の併願は条件が変わることがあるため、募集要項や学校説明会で受験する年の条件を確認してから最終決定に進みましょう。
最終的には、本人の「ここなら毎日通いたい」という手応えを重視してに志望校を整理してくださいね。
高校選びでミスマッチが起こるとどうなる?
「この高校、自分(子ども)に合っていないかも」という違和感は、早ければ数週間で勉強の遅れ・生活リズムの乱れ・意欲低下として表れてしまいす。授業の進度や校風、通学負担のズレが積み重なると、欠席の増加や自己肯定感の低下にもつながってしまうため、入学前の見立てがとても大切です。
ミスマッチにより起こりうる事象
- 自主性重視の校風で助けを求めにくく孤立しがちになる
- 授業の進度・課題量が合わず、家庭学習が追いつかない
- 進路面談や情報提供が少なく、受験対策が後手に回る
- 片道1時間超の通学で、部活や復習の体力が残らない
もしも入学後にミスマッチだと気付いたら、学年担任・進路指導・スクールカウンセラーへ気軽に相談することができますが、なによりもミスマッチを防ぐことが大切です。
受験前の現時点では、説明会や公開授業といった機会で授業のペース・校則・面談の仕組み・通学時間を具体的に確かめ、「3年間、毎日無理なく通い続けられるか」を判断してください。
ミスマッチを防ぐ高校選びの7つのポイント
ミスマッチによる高校選びの後悔を減らすには、偏差値などの数字だけでなく日常生活続けやすさまで見比べて判断しましょう。
ミスマッチを防ぐ高校選びのポイント
- 自宅からのアクセス・交通手段
- 校風・教育方針・教育内容
- 学校生活
- 偏差値(学力水準)
- 大学合格実績・進路指導
- 学習環境
- 学費
それぞれ詳細を解説します。
自宅からのアクセス・交通手段│負担なく通える距離か確認する
通学にかかる時間や利用する交通機関の混雑具合は、通学のモチベーションやストレスにに直結します。
考えるべき基準は「通える距離かどうか」ではなく、「無理なく通い続けられるかどうか」と認識しておきましょう。たとえば、通学時間にあたる朝のラッシュ時間に実際のルートを試し、改札から校門まで歩いたドアtoドアの時間を確かめておくと、教室に着く頃の疲れ具合まで想像しやすくなります。
できれば、一度部活や補習後にあたる時間でも同様に試し、暗い道の安全性、人通り、バスの本数、駅の混雑、乗り換えの段差や階段の多さまで確認しておくと安心です。
ご家庭では先に通学にかかる上限時間を決め、候補校はその範囲で比較するのがおすすめです。もしもの場合に備えて、遅延や災害時の代替ルートと、学校からの連絡手段も把握しておきましょう。
通学は毎日当たり前にです。少し背伸びした距離より、3年間の累積負担を抑えられるルートを優先してあげてください。
校風・教育方針・教育内容│性格にあっているか確認する
毎日を過ごす学校の空気(校風)が合っていないと、授業のテンポや課題量、人間関係まで負担になってしまう可能性があります。まずは資料や公式サイトで高校が掲げる教育理念やカリキュラムの特色(探究・国際・伝統行事など)を把握し、「この学校は何を大切にしているのか」を親子で確認しておきましょう。
そのうえで学校説明会・体験授業・見学会に必ず足を運び、理念がどのように生活に落とし込まれているのかを確かめましょう。授業の進め方や発言のしやすさ、板書の分かりやすさ、課題の出し方・提出ルール、休み時間の雰囲気もあわせて観察するのが理想です。
校則や生活指導は、文面だけでなく運用の実態(スマホ・遅刻対応・アルバイトの扱い)まで確認し、評価方法や補習・再試、面談の頻度がお子さまのペースに合うかも見ておくと安心です。
見学後は「ここなら3年間、毎日通う自分が想像できる?」と聞き、居心地の良さ×学びの納得感がそろっているかを確かめてください。
学校生活│性格にあっているか確認する
高校生活は授業+部活動・行事・生徒会の積み重ねで決まります。ここが性格や家庭のリズムに合うと、友人関係と自己肯定感が安定し、学習の粘り強さも育ちます。見学では「どんな楽しみ方ができるか」「時間と費用は現実的か」を観察し、家族の基準に照らして判断してください。
最後は「ここなら毎日通えるか・通いたいと思えるか」をお子さまの言葉で確認しましょう。楽しみ方のイメージ×時間・費用の現実性がそろえば、入学後のミスマッチはぐっと減らせます。
偏差値│学力があっているか確認する
偏差値はいまの立ち位置を知るための目安ですが、高校入学後の学びを想定すると授業のペースや課題量との相性がいちばん大切といえます。背伸びしすぎるとついていくので精一杯になり消耗してしまい、易しすぎると退屈で意欲が落ちてしまいます。親子で「無理なく、でも挑戦はできる」ラインを言葉にしておきましょう。
志望校は挑戦・相応・安全の3つの基準で選ぶと安心です。。模試偏差値や内申だけでなく、当日点の比重、補習や再試の仕組み、習熟度別クラスの運用など、つまずいたときに戻れる道があるかも確認しておくと安心です。
- 模試偏差値・内申・当日点の3点セットで合格可能性を見積もる
- 挑戦1・相応1〜2・安全1のポートフォリオにする(3〜4校が目安)
- 補習・再試・質問時間の運用、習熟度別/少人数の有無を聞く
- 共通テスト対策や探究・小論文の指導が自分の学び方に合うかを見る
大学合格実績・進路指導の充実度│大学への合格実績が豊富か
将来の選択肢を広げるうえで、実績と仕組みの両方を見ておくと安心です。パンフレットの「有名大〇名合格」という実績だけに目を奪われるのではなく、直近3年の推移や現役率・方式別の内訳(合型/学校推薦型/一般)で確認すると、その学校の強みが見えてきます。合格実績は年度によってブレが生じることもあるので、複数年の平均でならすのがおすすめです。
具体的な質問内容
- 個別面談の頻度と開始時期:1、2年から定期面談があり、3年は月例など増えるか
- 推薦・総合型の支援:記録(活動・探究)の作り方、小論文添削、模擬面接の回数
- 一般選抜の指導:共通テスト対策、二次・私大過去問演習、放課後講座の運用
- 指定校推薦の基本方針:校内選考の観点、枠の変動、欠席や成績の扱い
- 直近3年の内訳:現役率/国公立・私立の比率/方式別割合
面談記録の書式や、添削・模試の返却がどれだけ早く、どれだけ具体的かは、伴走の実行度をはかる良い指標です。学校発の進路イベント(保護者向け説明会、卒業生の進路講話)が充実しているかも、受験期の心強さにつながります。
学習環境│施設・設備などが整っているか
学びに対するモチベーションは、先生の指導だけでなく日常の学ぶ場の質にも左右されます。可能であれば、学校見学では自習室の席数と開放時間、図書館の静けさ、先生へ質問に来る生徒の動きを確かめておくと、入学後の姿が想像しやすくなります。
また、理科・美術・音楽の専門室は作品や実験の痕跡で指導の充実度が分かり、体育館やグラウンドは部活動との取り合いの有無もチェックしておくと安心です。
パソコンやタブレットなどの機器(持参か貸与か)、校内Wi-Fiの安定度、宿題の提出方法、プリントの印刷コストといったデジタルまわりの運用も、日常の使い勝手に直結します。
快適性と安全面も見過ごしてはいけません。お手洗いの清潔さ、空調、採光・照明、騒音、相談室や保健室の位置、バリアフリー、防犯環境が整っているかを確認してください。最後は、お子さまが「ここなら放課後も自然に残って学べそう」と感じられるか。使いやすさ×安心がそろっていれば、ストレスなく学校生活を送ることができるでしょう。
学費│家計を大きく圧迫しない料金か
学費は授業料だけで判断しないことが大切です。入学金(私立)、施設費、教材・模試・検定、制服・体操服、修学旅行や部活動の費用、通学定期、そしてICT端末や通信料までを含め、3年間の総額で見通しを立ててください。とくに初年度の春は支払いが集中しやすいので、月ごとのキャッシュフローも一緒に確認しておくと安心です。
実質負担は、国の高等学校等就学支援金や自治体の上乗せ助成、学校独自の特待・奨学金で下げられる場合があります。対象要件や申請時期は年度で変わるため、募集要項と公式案内で最新の条件とスケジュールを必ず確かめ、端末のBYOD/貸与方式なども合わせて費用に反映しましょう。
最後に、家庭の上限予算(年額・月額)を親子で共有し、その範囲で候補校を比較します。もし上限に近い場合は、通学費や部活動費のかかり方を見直して調整しておくと、入学後は学びと日常に集中しやすくなります。
高校選びにおける注意点
志望校を決めるときに、親子で気をつけておきたい基本の視点を短く整理します。家庭の価値観や生活リズムと重ねて見直すだけで、入学後に「想像と違った」と後悔するリスクを減らせます。
主な高校選びの注意点
- 親の理想を押し付けない
- 偏差値だけで選ばない
- 高校の雰囲気を直接確認する
- 口コミや評判を確認する
この4点を基準としてメモしておくと、説明会や見学の判断がぶれにくくなります。
親の理想を押し付けない
「この高校が合うはず」と思う気持ちは自然ですが、方向づけが強すぎると、お子さまの自分で選んだ実感が薄れ、入学後に迷いが出やすくなります。まずは家庭の現実条件(通学時間・学費の上限・生活リズム)だけを共有し、その枠の中での最終決定は本人という役割分担にすると、親子の納得感が高まります。
面談や見学のあとには、親の意見よりお子さまの手応えを先に言葉にしてもらいましょう。
「どこが良かった?続けられそう?」と感触→理由→不安点の順に聞くと、本音が出やすくなります。親は情報集めや日程管理、先生への質問など後方支援に徹し、迷ったときだけ選択肢を広げる提案を。最後は「あなたの選択を応援する」と明言して背中を押してあげてください。
偏差値だけで選ばない
偏差値は「今の位置」を知る大切な数字ですが、学校選びのすべてではありません。
入学後に伸びていくかどうかは、授業の進み方や課題量、先生に相談しやすい雰囲気、面談や補習の仕組みといった毎日の学び方との相性に強く左右されます。偏差値が合っていても、教室の空気が合わなければ頑張りづらく、反対に少し背伸びでもサポート体制が手厚ければ前向きに続けらるでしょう。
まずは模試や内申でおおまかな帯を決めつつ、公開授業や説明会で授業のテンポと課題の出し方を親子で確かめてください。定期考査の難度や返却までのスピード、質問できる時間帯、再試・補習の運用が自分のペースに合うかを具体的に想像すると、合否の線よりも「通い続けられるか」が見えてきます。
迷ったら、挑戦・相応・安全の3層にわけて候補を並べ、最後はお子さまの手応えで微調整するとバランスが取れます。数字で入口を絞り、現地の手触りで出口(3年間の過ごし方)を確かめる。この順番なら、偏差値だけに引っ張られず、性格と学び方に合う一校を選びやすくなります。
高校の雰囲気を直接確認する
パンフレットや数値だけでは、毎日の居心地までは見えにくいものです。必ず学校説明会・授業公開・文化祭に足を運び、平日とイベント日を最低1回ずつ見ると、普段の空気と盛り上がりの両方がつかめます。できれば下校時刻にも校門付近を見て、部活後の様子や先生の声かけも確認しておくと安心です。
当日見るべきポイント
- 授業のテンポと発言のしやすさ/板書のわかりやすさ
- 先生との距離感(質問のしやすさ・面談の機会)
- 校則の運用実態(スマホ・遅刻対応・アルバイト)と安全面の配慮
見学後はすぐに親の意見を言う前に、お子さんが感じた手応えを言葉にしてもらいましょう。「通い続けられそう?」「不安は?」の順に短くメモして、気になる点は個別相談やメールで事実を確認することが大切です。
口コミや評判を確認する
口コミは、在校生や保護者の実感に近づける半面、話題が偏り古い情報が混ざることもあります。まずはヒントとして受け取り、公式情報と現地見学で必ず照合する前提にしておくと安全です。
良い点・気になる点のどちらも、志望校の説明会や個別相談で事実を確かめてから判断しましょう。
口コミを活用するコツ
- 出所・時期・書き手の立場(在校生/卒業生/保護者)を確認する
- 具体性(いつ・どの場面)がある体験談を重視する
- 極端に良い/悪い評価ほかの情報で裏取りします。
最後は、口コミの断片ではなく、家庭の基準(通学・校風・学力・学費)に照らして毎日を安心して続けられるかで決断していきましょう。口コミは、あくまでも参考にとどめ、自分自身やお子さんが得た感覚を重視しましょう。
複数の観点から高校を選び、後悔ない高校生活へ踏み出そう
「通学・校風・学校生活・学力水準・進路指導・学習環境・学費」という七つの視点を、親子で同じ物差しにそろえて丁寧に比べていくと、数字だけでは見えにくい続けやすさや居心地まで含めて判断できるようになります。 最終的な基準は、お子さまが「ここなら毎日通いたい」と自然に思えるかどうかです。教室の空気や放課後の過ごし方まで想像できる学校を、一緒に選んでいきましょう。
- 葉玉 詩帆
Ameba学校探し 編集者
幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て2021年より株式会社CyberOwlに入社。オウンドメディア事業部で3年半の業務経験を経て、Ameba塾探しの編集を担当。「Ameba学校探し」では、お子さんにぴったりの学校選びにつなげられる有益な記事づくりを目指しています。